【トランセンデンス】サラウンドとストーリーレビュー

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トランセンデンス
2014年の映画です。観たい観たいと思いつつ月日は流れはや2年…。
ネタバレ注意です。

サラウンド

オーディオフォーマットはDolby TrueHD 5.1ch。
全体の情報量は少なめに感じたが切れ味のある音で目立った不満はなく、様々な機械や蠢めくナノマシンのノイズっぽい高音が横切る感覚は面白かった。
AIになってからのジョニー・デップの声はデジタルっぽくて不気味な雰囲気があるが、全チャンネルから出てるのか包囲感がありこちらも面白い。AIに常に監視され続けているという厭な感覚を視聴者も追体験できる。
レンタル盤なのでDolby Atmosでは未試聴。

ストーリー

  • 冒頭、街に溢れる壊れたスマホや電子機器という伏線
  • 量子コンピューター”PINN”
  • 脳のアップロード
  • 複製
  • 高度な地下施設
  • 反AIを掲げるテロ組織
  • ウィルス
  • ナノマシン

これだけ面白そうな要素を詰め込みながらも規模の小さいストーリーが展開し、結局は”愛”に収束するというシンプルさはどうも好きになれなかった。
もちろん愛情オチを否定する訳ではないのだが…。
まずテロ組織は反AIという信念のもとに猪突猛進で、”大量に技術者を殺してしまう程AI技術に恐ろしさを抱いている”という過激でAI技術者の主人公を目の敵にしてる組織なのだが、彼らの奮闘も実らず中盤でモノホン激ヤバのAIが起動してしまい、さっそく破壊しに行くのかと思ったら所謂”信頼する相手”にまだ早いとアドバイスされ、そこは忠実に2年も待つ冷静さを披露してみたり、その間に何かプランや強力なEMPでも作ってたのかと思ったら本当にただ待っていただけだったり、
ナノマシンに支配された人間と巨大な地下施設 VS テロ組織と軍なんていういくらでも面白くなりそうな闘争も繰り広げられるが、またこれが規模の小さい殴り合いで終わること。頑張った低予算映画という感じ。
全体的に爪が甘くツッコミどころだらけで後半はもう今からどんな展開にされてもカタルシスは得られないだろうと、(これはラブストーリーがなんだ…)なんて頭を切り替えながら見るのに労力を費やした。
結局宣伝の仕方が悪かったのだと思う。「天才科学者のAIと愛」というギャグめいたキャッチコピーしか思い浮かばないけど、とにかくどこかに”ラブストーリー“というフレーズを置いといてほしかったな、と。
AIは愛を貫けるのか?という視点で観ていればもう少しハラハラできたかな。

〜よもやま話〜

モーガンフリーマンは似たような映画と役(科学者)で「LUCY/ルーシー」(脳を100%使いこなせれば新たな未来が待っている、みたいなストーリー)にも出ているが、LUCYでは人類の超越を助長する存在、対してこちらはそれを止める存在であり、「さっき脳みそ100%使ったらジョニデと同じような未来創れるって必死になってたやんけ!」ってずっと言いたかったです、まる