グラスサウンドスピーカーをソニーストアで聴いてきました【LSPX-S1レビュー】

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上部の有機ガラス管がそのままツイーターとなる特徴的な見た目の「グラスサウンドスピーカーLSPX-S1」がソニーストアにて先行展示されてましたので試聴してきました。デザインも価格も73,880 円+税(公式)とかなり強気な設定ですね。
プレイヤーは一緒に展示されていたNW-A20シリーズと持参のNW-F887です。接続方法はBluetooth。頼めば用意してくれると思いますがケーブルが無かったのでステレオミニジャックでは聴いていません。全てBluetooth接続での感想なので良し悪しを語るのは早計かもしれませんが、展示で用意してある接続方法がこれだけだった事実があり、接続により音の違いはあまりないという理解の下にてレビューしたいと思います。

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音場

まず初めに感じたのは音の広がり。
公式に書いてあるように360度という音場の広さの恩恵は大きく、目の前のスピーカーを見つめながら聴いているのに出どころがぼやけるという、謎体験でした。
このスピーカーは”空間を広げる”というコンセプトを掲げた「Life Space UX」プロジェクトに属する製品ですが、存在を特別意識しなくても自然とそこに佇むものという、まさに提案そのものの体験ができるかと思います。

Life Space UX
イマジネーションひとつで、今ある空間をどんな世界にも変えられる。
“空間”の持つ価値は、もっと限りなく広がると私たちは信じています。
それぞれが心地よく過ごせる大切な場所、それが居住空間。
私たちはその空間をもっと快適にするために、空間のあり方そのものを見つめ直しました。
そして、さまざまな主張を持つ商品を空間に足すのではなく、その空間を最大限に生かしながら、
新たな体験を生み出せるのではないかという発想にたどり着きました。

音質

あくまで”インテリアとの高レベルな融合”や”どこでも音楽を”と謳う製品の”音質のみレビュー”という少し的外れな感想だということを念頭に置いていただき…。
結論から書くと、7万円出して満足できる音質ではないと思います。
まず高音。「非常にクリアな音ですよね」とスタッフの方はおっしゃいましたが、私にはちとクリアすぎかなと。耳に刺さるような不快な音ではありませんが、何やら余計に尖った印象を高音に持ちました。もう少し中低域の量が多ければ全体としてまとまりがあったのかもしれませんが、こちらは逆に足りていない。それなりに音量も上げましたが「高音出過ぎ、そのわりに中低音足りない」というイメージの払拭には至りませんでした。音そのもの悪いというのではなく、バランスが良くないというイメージです。
そして”温かみ”という点がこの製品のポイントでもあるようですが、”豊かな低音”、”透き通るような抜け”といったものはなく、どちらかというとデジタルっぽいと言いますか、無機質な音作りをしているなと感じました。
そんな中で特徴的な味付けなのがボーカル。BT接続だったからか少しシャリついてはいましたが、一歩前に出ます。明らかにボーカルを聴かせることに技術が注がれています。
が、このようなオシャレスピーカーで元気なPOPSや、楽器よりもボーカルが全面的に出る音楽を聴くかと言われたら、そういうジャンルはメインではないだろうと私は考えます。
雰囲気や空間作りという割合の大きい製品だと思うのですが、そういった場面でボーカル主張の強い味付けはどうなのでしょうか。(まぁ好みの問題ではありますね…笑)
個人としては、もう少し楽器を響かせるという点も重視してほしいと思わせる音の傾向でした。

総評

辛口なレビューをしてしまいましたが、ソニーストアで聴いたのが良くなかったのかもしれません。(笑) 7万出せば様々な良い音のスピーカーや心躍る商品がたくさん置いてある状況下で、音質に重きを置いて聴くと辛口になってしまいました。
もちろん、「LSPX-S1」という商品は全体を俯瞰して見る必要のある製品だと思います。

  • 音量や調光などの操作盤は全て底面に設置するというシンプルで美しいデザイン
  • 調光可能なLEDフィラメントの心地よい明かり
  • LDAC NFC 96kHz, 24bit出力A/Dコンバータ搭載に4時間のバッテリーというsonyらしさ

これらを総合的に見てどう感じるか。
2月13日発売ですが、是非店頭にて実際に触れそのインテリアとしての完成度の高さを体感していただきたいです。
LSPX-S1 | アクティブスピーカー | ソニー

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