John Coltrane Quartet “Ballads”
ハイレゾ レビュー

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ベース「ねぇ、ドラムさん。ちょっと”ラ”の音くれない?」
ドラム「おk」

ラー♪

ベース「お、ありがと。」

…そんな感じのアルバムです。

 

John_Coltrane-Ballads

wikipediaにて20世紀のジャズ最大のカリスマと言われるテナーサックスプレイヤー”John Coltrane”率いるカルテットが1962年に発売したバラードのみのjazzアルバム”ballads”。
基本的に激しく演奏するタイプの彼自身が少し休憩するかのような”癒し”のアルバムです。
ある意味では異色を放った作品ですが、当時はとてもよく売れたという文をよく見かけます。
それも聴けば納得。昨今全てのバラードの源流のようなものが込められているように感じますね。

多種多様な賞賛の言葉が輝く彼のテナーサックスは本当に素晴らしく、
“ぷわぁ〜わぁ〜ン♪”とcoltraneが感情豊かに始める#1「Say It (Over And Over Again)」を少しでも再生すると一挙にballadsワールドに惹き込まれます。何年にも渡って多くの人々を深い眠りに誘ったことでしょう。
それがハイレゾになりましたと言うのですから、快眠ファンは聴くしか無いですよね。(笑)
全編96kHz/24bitで収録されている今作、演奏されたのは1962年でもう50年以上も前ですが今聴いても全く古くさくなく、さらにマスターテープの音質が良いのでしょう録音ノイズは必要最小限、良い塩梅。
魅力あるマスタリングで、各楽器の演奏が目に見える様な分離の良さ。
決して粒だった感じはありませんが、そのマイルドな音色がまた心地よさを醸し出しています。

そして心地よいと言えば記事冒頭の会話。Elvin Jonesの叩くドラムが繊細で、感情の起伏やストーリーの表現があまりに上手く、
単音くらいだったらお願いすれば弾けてまうんちゃうか。そう思ったとこからきています。
かなり意味分かりませんが、聴いて頂ければわかると思います。

John Coltrane Quartet

John Coltrane -tenor saxophone, soprano saxophone
McCoy Tyner -piano
Jimmy Garrison -bass
Elvin Jones -Drums
Reggie Workman -bass(No.7)

再生機器
nano iDSD
NW-F880

この記事を書いている間ずっとballadsを流していましたが
“更新は後にしてとりあえずコーヒー飲もうかな。”
なんて、肩の力が抜けてしまうような、そんな気分に何度もさせられましたよ、と。(´`)