鉄人は、笑顔を手に入れた。安室奈美恵 feel tour 感想

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amurofeel

飾らない気質。シンプルを追求したステージ。激しく踊りながら歌う。
たった一度も負ける事無く信念を貫いて来た結果がこのライブだろう。

安室は復活し、笑顔を手に入れた。

 

 

 

 

私自身、ファン歴はまだ浅く、2010年に行われたPAST<FUTUREツアーに友人の誘いでたまたま行った事がきっかけ。
当時特にノリ気と言うわけでもなく、カッコいい音楽してるな〜と並の印象しか持っていなかったのであまり予習もせず、その場のノリで足を運んだ。
 
が、会場に入ると想像していた以上に異様な熱気に包まれている。
まだ何も始まってないのに、落ち着かない様子でステージを見つめる観客達。
ライブに来たと言うか”しに来た”と言った方が正しいのだろうか、明らかに受け身ではない。
あの”瞬間”を早く体験したいと言わんばかりに待つ人々。
私はもちろん理解はできない訳だが、ただ事では無いと言う事は分かった。
 
ライブの内容は全く知らないのになんだかこちらまで落ち着きが無くなってくる。知らなくてもそう思わせる空気がそこにはあったのだ。

 

–程なくしてライブは始まる訳だが、最初の一曲でその”瞬間”の意味は猛烈な勢いで全身に刻まれる事になる。
一階席の最後列立ち見と言う位置にもかかわらず、全身が落ち着かなくなる程圧倒されたのだ。
一糸乱れぬ音楽、照明、演出に加えもうこれでもか!と言う程歌って踊り、鋭い眼差し僕達を煽る安室。
そして次々に展開されていく攻撃的な楽曲。MCは一切なく、途切れずに激しいステージを次々こなしていく。
まだ感じた事のない感情が脳内で呼び出される。
開演して半分も経っていないのに、その場が”生きている”様な感覚を覚える。
 
これが観客が待ち続けていた”瞬間”の答えなのだろう。
待ちきれないはずであると思えるのに時間はかからなかった。
 
「これからどうよう…。」
ライブが終了すると、訳も無くそんな言葉が脳裏に過った。

 

 

前置きが少し長くなったが、それからと言うもの安室のストイックなライブを体感しに毎回足繁く通うようになった訳だ。
そして2014年のライブツアー”FEEL”。
このツアー、これまでと少し違う。
説明すれば長くなるのだが、簡単に言えば
90年代大ブレイクした安室だが、小室プロデュースを抜け、音楽性を変え、2000年中頃に人気は一度落ちてしまった。
 
しかし一度も挫けずに良質な音楽と舞台を発信し続け、ついに2013年、デビュー20周年全国ドームツアー完遂と、完全復活、偉業を成し遂げた。

 

そこから2014年のFEELツアーに繋がる訳だ。
20周年ドームツアーを超満員にしたと言う達成感から来たのか、
いつもの緊張が抜けた様に見え、いっぱいの笑顔で歌い踊る安室がいた。
笑ってるだけでそんなに違うのか?
そう思われそうだが、そんなに違うのである。(断言)
この動画を見て欲しい。

おわかり頂けただろうか。
好みはあれど、安室の笑顔はとにかく可愛いのだ。
ちなみに私はこの動画を毎日の様におかわりしている。
 
…とにかく、こんなとびきりの笑顔を持っているのに、これまでのライブはカッコ良さを追求するためか、セルフプロデュースと言う不安定な中で演じているためか、表情が固く笑っていてもどこか不安げな感じがあった。
しかし今回は違う。どこか肩の力は抜け、楽しんでライブをしている安室がいた。
いつもの鋭い眼差しは、とびきりの笑顔に変わっていた。
良く笑い楽しそうに歌う。もちろん真剣な眼差しで鉄人のように激しく歌い踊っているシーンはあるのだが、とても栄える。
そしてターンした後にフッと見せる笑顔。
http://www.youtube.com/watch?v=Op93INleJXM
これはFEELツアーのライブダイジェストなのだが、とにかくよく笑っているのがわかると思う。
もうこれは無敵を意味するのだ。
 
こんな鋭くクールなEDMを、笑顔で歌いながら踊るアーティストが他に何人もいるのだろうか。
静かな革命は、ここから始まっている。

発売されたFEELライブのblu-rayはスタッフの愛情が詰まっています。
もしかして4Kで撮って1080pに落とした?と思えるくらい超高精細な画質。
カメラワークも凝っていて、観難くないギリギリくらい動き、ベストなポジションのカット割が続いて飽きないです。
DTS HD MASTER-AUDIOでも収録されており、シアターシステムで鑑賞すると歓声に包まれ気分は最高!

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